<起業に際しまして>
このたび個人事業「プログラム工房ひできくん」を起業いたしました、山口と申します。
私が定年退職しましてからすでに1年4ヶ月が経ちました。
在職中は、ホイールローダの設計(11年)、二輪車の強度解析(16年)、商品企画(4年)、コンピュータ部門(4年)、知財部門(定年後1年)といろいろな経験をさせていただきました。
この間、私は常にコンピュータを自分の道具としてきましたが、この経験を通して次のようなことに思い至りました。
それは、世の中は、コンピュータ技術が著しく進化していろいろなサービスが存在しその専門家がいたりするが、現場で実務を担当されている方々はその恩恵を本当には享受されてはいないのではないか、ということです。特に、Excelを使って定常的な作業をされる機会のある方々は、かゆい所に手が届かない想いでいるのではないか、と推察しております。
Excelの機能はすばらしくほとんど何でもできます。
企業様では一般に、ライフラインというべき総務・会計・物流、果ては研究・設計に至るまで基幹のシステムは、専門のエンジニアの方々が専門のアプリケーションや言語を用いて日々管理運用していることと思います。
これに対し、企業様の現場で具体的な業務を担われている方々は、業務に欠かせないデータ収集・集計・分析・まとめといった一連の作業を、独自に標準化・システム化し運用されていることと思います。
ここで最も良く使われているのがExcelです。Excelの持つ豊富な表計算機能を手順に使っていけば目的の作業はほぼ完璧にこなせます。ここでマクロやVBAを持ち出すことは意味がないくらいかもしれません。そしてこの一連の作業を標準化し定期的・定常的に使っておられる。
しかし、ここで次のような問題が表面化してきているのではないでしょうか。
1.毎回同じ作業なので気合が入らず時間がかかる
2.手順通り作業をしてはいるがミスのチェックは欠かせない
3.担当者が変わるたびに手順を伝えるのが大変
これらは放っておいても構わない小さな問題かもしれません。
しかし、ミスが発覚せずに残ってしまう、一回一回は大した工数ではないが累積すると大きな無駄になる、ということも現実に起きています。このような場合は早急に解決しなければなりません。
これを解決するのはやはりプログラムによる自動化です。これによってミスの余地はなくなり、工数は大幅に削減されます。担当者の方々はExcel業務の煩わしさから解放され、空いた時間でより有効な業務に専念できるようになります。
ただし、プログラムによる自動化には次のようなリスクがあります。
1.担当者が仕事の意味を理解しなくなる
2.プログラム自身にミスがあっても担当者が気付かない
私はプログラムはこういったリスクをも回避する形で作られるべき、と考えています。
今回起業いたしました「プログラム工房ひできくん」は、このリスク回避のご相談も含めたプログラムによる自動化のお手伝いをさせていただくことを業務の柱といたします。またプログラム作成の前段階である データの集計・分析・まとめ の効率アップのお手伝いもさせていただきます。お気軽に声をおかけくだされば幸いです。